2015年02月16日

タイで動物に噛まれたら

今回の日記は11月のことを書いていますが、その2か月後の1月にもこのロッブリーの猿の遺跡に行ったのです。
今回はちょっと特別にその時のことを書きます。

実は1月の時、まとわりついてきた仔猿の一匹に噛まれちゃったんです。
短パンに引っ付いてきた仔猿が、ポケットの財布を取ろうとしたんです。
思わず手で押さえようとしたらやられちゃいました。

sarukamare.jpg
これがその直後の傷。
あまり痛くないし、血も少しでたいしたことないと思っていました。
エサ売りのおばちゃんも「ワクチンうってるから大丈夫」なんて言ってました。

まさかこの膨大な数の猿みんなにワクチンうってるなんて考えられないのでそれは信じてませんけど、なんでここでワクチン?なんて思ってました。

そのあと、おばちゃんがチケット売りの小屋まで連れてってくれて、消毒液で消毒。
バンドエイドくれましたが、血ももう出ていないのでつけませんでした。
後で知ったんですけど、バンドエイドはいけないそうですね。
あと、傷口を口で吸ってペッと吐くのも厳禁だそうです。
やろうと思いましたが、猿の泥で汚かったのでやめてよかったw

ちゃんとした処置としては、傷口を流水で15分ほどすぐ洗い流すのが正解みたいです。
水道なんて近くになかったですけど。

この時は特に重く考えていなかったんです。
子猿は僕の傷の写真を撮ってFBにアップ。
「猿はかわいいけど、油断するとこうなるうきゃ」みたいな記事を書いた模様。
そしたらその記事にすごい数のコメントがつき、みなさん「病気が危ない! すぐ病院行け!」と書き連ねています。

ええっ!?

そう、狂犬病ですね!

タイを始め東南アジアはご存知の通り狂犬病が蔓延しています。
そして、狂犬病は発症したら100%死んでしまうという、伝染病の中ではもっともやばい病気であります。

犬や猫は注意していたんですけど、猿やリスなんかも持ってるのがいるみたいです。

なんとー!

子猿が働いているボランティアの救急病棟のドクターからも直接電話が。
「お前が噛まれたのか?」「違ううきゃー」「そうか、ならよかった!」(←おい!)
「でも、噛まれた人はすぐ病院連れて行け! もしくは、薬局行って薬を買え」

いろいろ指示したようです。
薬は抗生物資ですね。
破傷風関係かな?

でも、まいった!
実は、噛まれたのは帰国日で、7時間弱後には出国予定だったのです。
しかも、ロッブリーからバンコクまで2時間ちょい、空港も2時間前に行くとなると、3時間しか猶予はありません。
このまま病院に行ってまたされたりしたら絶対3時間じゃすまないー。

ネットで軽く調べると、ワクチン注射は1カ月かけて5本うたなくてはいけないらしく、その1本目は24時間以内とのこと。
なら、日本帰ってからでも間に合うな、と判断したのです。

バンコクに戻り、薬局で抗生物資を購入。
そして帰国しました。

成田に降り立った時に、検疫に言おうか迷いました。
アナウンスではエボラやデング熱のことだけを言っています。
「猿に噛まれた」なんて言ったら笑われるかな、と思い素通りしてきちゃいました。

ここでも、ほんとはちゃんと言えば、保健所に連れてってくれて一本目のワクチンうってもらえたみたいです。
言えばよかった!

そして、家に戻ってPCで狂犬病を検索。
ワクチンを扱っている病院を調べて、ぎりぎり24時間以内に1本目をうってもらいました。
最初、2時間間に合わなかった! と思ってましたが、タイとの時差があるのを忘れてましたw

その時うってもらったのは輸入の狂犬病ワクチン。
日本はもう狂犬病がずっとないので、国産のワクチンがほとんど流通していないそうなのです。
そして、輸入ワクチンは厚生労働省の認可がおりていないとかで、健康保険がきかないのですー!

というわけで、一本目のワクチンのお値段は約2万円!
ひえっ! 5本で10万円!??

旅行保険は入っていないけど、カード付帯保険があるはず!
なら、大丈夫だ!

そう思ったのですが、今回の旅行はエアアジアを利用。
僕のメインカードはアメックスで、アメックスは該当渡航の往復の飛行機代、もしくはツアー代を当カードで使っていないと適応しないとのこと。
エアアジア、アメックス使えない―!
そして、エアアジアはチケット予約の際に保険に入るか?のサジェストがあるんですけど、予算ケチるためにそれも入っていなーい!
まずい!

もうひとつ、JALカードも一般会員ではいっているのでそちらにも電話。
こちらは、「一般会員様は死亡か重度の入院以外払えません(要約)」と突っぱねられましたー!

なにーーーっ!

保険も効かないのに10万なんて払えませーん!
(傷害保険に入っているのでそれが使えますが、これはたぶん30パーくらいか?)

困った!

だいたい、狂犬病に感染してるかどうかもわからないのに10万はきついっす!
もう、2回目以降はバックれようか?
でも、もし噛んだのがキャリアーだったら100パーの死!
潜伏期間は7日から長くて2年とのことなので、それまでおどおどと様子見!

狂犬病は動物に噛まれたら確実になるのではなく、キャリアーに噛まれた場合のみです。
そのキャリアーの判別は、噛んだやつを隔離観察し、10日以内に症状が出たらクロとのこと。
検査とかで陰性か陽性かはわからないそうです。

うーむ、ロッブリーの猿がそんなに狂犬病だらけだったら大変ですよ!
しかし、むやみに人を噛んでくるようなやつは病気持ちの可能性も高い・・・
10万もするけど、それをケチって死んだらシャレになりません〜!

葛藤・・・



仕方なく2回目の注射の時に医師に正直に相談いたしました。
そうしたら、国産ワクチンがある病院を紹介してくださいました。
紹介料は3500円取られましたけどねw

やった!

改めてそちらの病院へ。

そちらは国産ワクチンなので健康保険も適用。
破傷風ワクチン(日を置き3回投与)も込みで、5千円でありました!
健康保険、すごい!

3回目は狂犬病ワクチンのみで3700円。
現在4回まで終了して、あと一回のみです。
トータルで4万円ほどかかりますけど、10万よりはいいですね。

国産ワクチン、本当は6回うたなくてはいけないそうです。
でも、諸事情で6回目はうちにいけないのですよ。
お医者さんも、「まあ多分免疫もできてるから大丈夫でしょう」とおっしゃってるので、それを信じます。

これで結果的に発症しなくても、感染してたかどうかはわからないそうです。
どうだったんでしょう?

しかし、ちょっとした油断で4万とこの手間ですよ。
狂犬病や、それと保険のことについても考えさせられる事件だったであります。

みなさんも、僕の屍を乗り越えて(いや、死にませんがw)安全で快適な旅行をしていただければ!


というわけで、僕のレポートを〆させていただきますです。


あ!
もちろんロッブリーのお猿さんたちはみんな人懐っこくておとなしくてかわいらしい子ばかりです!
ちゃんとエサ売りの方たちがガードしてくれてますし、距離をとって接すれば楽しい触れ合いができると思います。
ロッブリーで猿と遊ぶな!と言ってるわけではないことはわかっていただきたく思いますです。


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posted by たーれっく at 10:30 | Comment(32) | TrackBack(0) | 雑記