2017年07月18日

美しき匠の技 銀細工の堂、ワット・ムーンサーン

チェンマイ、ふらりと立ち寄ったお寺、ワット・ムーンサーン。
どーってことのないお寺だなぁ、と観て回っていたんですけど、境内の隅に異彩を放つ堂が建っています。

IMG_0214.jpg
シルバーに光る、そんなに大きくはない堂ですが・・・
実は僕が本来行きたかった場所もシルバーな堂のあるところなんです。
まさか、目的の場所以外に同じような堂のあるお寺があるとは・・・
予想もしなかった展開!

IMG_0215.jpg
その手前の壁にもレリーフが。

IMG_0216.jpg
看板があります。
うーむ、ただでさえ読みにくい名称なのに、凝りに凝ったレタリングなのでなんて書いてあるのかさっぱり読めない!
ホーシンラパ・スットジットー、でいいのかな〜?
ホーシンラパは、美術館、スットジットーは、検索するとルーイのお寺のお坊さんがヒットするんですけど、その人のことかなぁ。
調べれば調べるほど謎が増え続けます。
とりあえず、こちらは美術館、というくくりのようです。
(追記:パーリ語で、スッジットー、もしくはスッティジッタトーと読むようです。えー。)

IMG_0217.jpg
入口に上にはカーラのレリーフが施されています。

IMG_0218.jpg
壁にはガネーシャのレリーフ。
すべて銀です。
この堂はすべてが銀細工でできていて、堂自体が美術館となっているようです。
後から知ったんですが、どうやらこの近辺は銀細工が盛んなエリアだそうです。






IMG_0219.jpg

IMG_0220.jpg
まさに、その銀細工の見本市のような様相。
技術のアピールも兼ねているんでしょうな。
とにかく気合の入った、恐ろしく繊細な匠の技であります。

IMG_0221.jpg

IMG_0222.jpg
びっちりと、どこを見ても美しい銀細工が施されております。

IMG_0223.jpg

IMG_0224.jpg
この立体感!

IMG_0226.jpg
この繊細さ!

IMG_0227.jpg
これはかなりでかい作品ですね。
ラーマキエンの一節。

IMG_0229.jpg

IMG_0228.jpg

IMG_0230.jpg

IMG_0232.jpg

IMG_0233.jpg

IMG_0234.jpg

IMG_0235.jpg

IMG_0236.jpg

IMG_0237.jpg

IMG_0240.jpg

IMG_0242.jpg

IMG_0243.jpg

IMG_0244.jpg

IMG_0245.jpg

IMG_0247.jpg

IMG_0248.jpg

IMG_0249.jpg
柱の梁、扉、壁にもびっしりと細工が施されております。
ため息出ますなぁ。
一体どれくらいの時間をかけて造られたんでしょう。

IMG_0241.jpg
中央にはお坊さんの蝋人形が祀られています。
こちらも相変わらずのリアルさ。

IMG_0238.jpg
こちらは・・・ちょっとゆるい系。

IMG_0246.jpg
こちらはノーマル。

小さいながらも見ごたえのある堂でした!
実は本命のお寺の堂よりこちらのが細工のクオリティは高かったと思います。
こちらは女性でも入れますので、ぜひ立ち寄って観て行ってもらいたいものです。
(次に紹介する本命のお寺の銀の堂は女人禁制)

IMG_0256.jpg
横から見た銀の堂。

IMG_0253.jpg

IMG_0254.jpg
その外装部のレリーフ。

IMG_0255.jpg
破風に描かれたハヌマーンの戦闘シーンが、これまた異常なカッコよさ!
エラワン象も交えて、暴れまくっております。


お寺のまだ見ていないエリアを見学。

IMG_0250.jpg
本堂の裏には、かなり年季の入ったチェディ(仏塔)が。

IMG_0251.jpg
歴史を感じますなぁ。渋いぞ、ナーガ様!

IMG_0252.jpg
現在制作中のお堂。

IMG_0260.jpg
大きな菩提樹の前には曜日の神様がずらり。

IMG_0261.jpg
裏に回ってみたら、小さな仏像が置いてあったんですけど、首が・・・
おそらくですが、木に固定した頭部が木の成長とともに首ちょんぱしちゃった感じでしょうか?

IMG_0259.jpg
「犬猫を持ってくるな!」という看板。
まったくです!
ここにかぎらず、飼い主は飼い始めたら責任をもって最後まで面倒を見ましょう。
寺に捨てるなんて言語道断ですよ!
なんて、日本のブログに書いてもしょうがないんですけどねw

いや〜、いいお寺でした!
というわけで、本命の寺に向かいます。

IMG_0257.jpg
あ、出ていくこちらが正門だったみたいですな。
正門の左に銀の堂があります。

IMG_0258.jpg
こちらですね。

IMG_0262.jpg
しばらく歩くと、こちらにも門。
これまた細かい銀細工が施された素晴らしい門です。
文字は、書体が凝りすぎててさっぱり読めません。

IMG_0263.jpg
こちらが反対側。
というか、これが正式な入口ですね。
文字は、ワット・ムーンサーンと書かれています。これは読めるw

IMG_0264.jpg
その正面にワット・ムーンサーンの牛の祠。

IMG_0265.jpg
その横の、日本語も併記された看板。
これで、日本人慰霊碑があったのを知りましたw
これには、ウアライ銀細工展示館、と書かれていますね。
ウアライ通りにあるからでしょうけど、スットジットーの意味は?

IMG_0266.jpg
英語で書かれたこの村とまだらの牛の像の歴史。(銀板)
もちろん、読む気力はないですw

いろいろと謎を残したまま、このすぐ近くの本命のお寺に向かいます。


続く。


ワット・ムーンサーンの地図。



ブログ応援よろしくです!
下のバナーをクリックするとランキング投票になります。
ランキングサイトに飛びますので、タイ関係のいろんなブログに出会えますよ!


posted by たーれっく at 14:47 | Comment(6) | チェンマイ
この記事へのコメント
謙虚に実直に誠実にお寺巡りをされていると、こうした望外の出合いを
体験することができるという、「正直者が馬鹿をみない」見本のような
エピソードですな。いやいや、いい出合いをされました。ここのところ、
すっかり無精癖が身についてしまっている僕ですが、豊かな余生を
過ごすためには、このままじゃイカンです。猛反省です。うきゃ。
Posted by masami at 2017年07月18日 16:45
細かい銀のレリーフは立体的であったりとても造りが素晴らしいですねー!どれだけの労力と時間が費やされたか!見る価値充分のお寺ですな!

まだ本命のお寺ではないんですね!なるほどー子猿さんとだとここまで細かく見れないですかね!
Posted by 大阪のヤス at 2017年07月18日 18:34
暑い暑い大阪。ウォーキング頑張ってます。掲載のお寺、行きましたよ。ゴールドよりシルバーの方が、近くで採れたのでしょうね。英検1級の娘ー中年が、お盆前に帰ってきて、ミャンマーのビザ申請をつくってもらいのす。忙しいと思いますか、ホテルの調べ、予約をお願いします。
Posted by 藤井です at 2017年07月18日 20:28
masamiさん

>謙虚に実直に誠実にお寺巡りをされていると、こうした望外の出合いを
体験することができるという、「正直者が馬鹿をみない」見本のような
エピソードですな。いやいや、いい出合いをされました。

これだからお寺巡りはやめられない!ってやつですね。
実際、お金もかからず楽しい冒険ができて、いつも幸せであります、犬がいなければw

>ここのところ、
すっかり無精癖が身についてしまっている僕ですが、豊かな余生を
過ごすためには、このままじゃイカンです。猛反省です。うきゃ。

豊かな人生ってなんでしょうね・・・
僕の老後は間違いなく豊かではないのでw、今から戦々恐々です。
Posted by たーれっく at 2017年07月22日 09:46
大阪のヤスさん

>細かい銀のレリーフは立体的であったりとても造りが素晴らしいですねー!どれだけの労力と時間が費やされたか!見る価値充分のお寺ですな!

ココともう一つの銀のお堂は必見ですね!
実際、どれくらい時間がかかってるんですかね〜〜??

>まだ本命のお寺ではないんですね!なるほどー子猿さんとだとここまで細かく見れないですかね!.

やつなら5分で「帰るうきゃ!」の連発ですからね。
寺見学はじっくり時間をかけたいので、1人でゆっくりみたいですー。
Posted by たーれっく at 2017年07月22日 09:48
藤井ですさん

>暑い暑い大阪。ウォーキング頑張ってます。掲載のお寺、行きましたよ。ゴールドよりシルバーの方が、近くで採れたのでしょうね。

藤井さんも行かれましたか!
ウォーキング、無理せずお楽しみください。

>英検1級の娘ー中年が、お盆前に帰ってきて、ミャンマーのビザ申請をつくってもらいのす。忙しいと思いますか、ホテルの調べ、予約をお願いします。.

は〜い。
9月以降になると思いますが、いろいろ調べます〜。
Posted by たーれっく at 2017年07月22日 09:50
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: