2018年07月24日

子猿とマカリーポン・ナーリーポン


シンブリーにある精霊のミイラがあるお寺、ワット・プラプラーンムニーに来ています。

マカリーポン、ナーリーポンと呼ばれる人の形をした実がなる木がヒンマパンの森にあるとされているのですが、そのミイラがあるというお寺です。
日本のテレビで紹介されていて、ずっと観に来たかったのです。

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こちらにもその像がありました。
マカリーポン・ナーリーポンの実がなる木。
ちょっと造型がゆるくてわかりづらいですね。

このマカリーポン・ナーリーポンがですね〜、ネットだと諸説ありすぎて混乱するのですよ。
男の子の形をしたのがマカリーポン、女の子の形をしたのがナーリーポンと説明されたものもありますが、タイのウィキペディアでは人の形をした実そのものをマカリーポン、もしくはナーリーポンという、と説明されています。

16歳の姿にまで美しく成長し、戒律で禁欲している僧侶をかどわかすんだそうです。
熟し木から離れたあと人と同じように行動し、7日間だけ生きて枯れる、とも言われております。

「マカリーポン」というタイトルの岩下志麻子さんの小説もありますね。
買って持っていますが、まだ読んでいませんw


さて、売店のおばちゃんに教わったミイラがある場所あたりに来ましたが、むむ? どこでしょう?

僧侶がいたので、子猿に場所を聞いてもらいます。
するとそのお坊さん、「よしきた!」と言わんばかりに「ついてきな!」と僕たちを先導いたします。

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大きな集会場のような建物の2階につれて行ってくれました。
ここ、知らないと来られない場所ですよ。
聞いてよかった!

そして、そのミイラが展示されているケースまで案内してくれました。

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おお、これですな!
ちゃんとディスプレイまでされている!

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お坊さんが詳しい解説をなさってくださいます。
僕はもちろんさっぱりわからないのですが、子猿がふむふむと相槌を打ちながら熱心に聞いているので、あとで詳しく教えてもらうことにいたしましょう。

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しかし、どちらが男の子でどっちが女の子かもよくわかりませんな。
きちんとした医療機関で調べたら骨格も内臓器官もあることが確認されたとか。

かなり長い時間お坊さんは語られ、最後に子猿に読経までしてあげています。
サービス満点ですな!
さすがに寄付をしないといけない雰囲気なので、ドネーションボックスに100Bを投入です。
タンブンタンブン。

お坊さんにお礼を言ってこの場を離れます。
子猿に、「なんて言ってたんだ?」、と尋ねると、

さっぱりわかんなかったうきゃ!

との返事。 おいっ!

難しすぎるし、もごもごとよく聞き取れなかったうきゃ〜

そうすまなそうに言う子猿。
うーむ、たしかにそれは仕方がない・・・
でも、何かすごいネタになることを語っていたならもったいなかったですな・・・






それではバイクを借りたロッブリーのゲストハウスまで帰りましょうか!
22キロの距離であります。

IMG_0419.jpg
シンブリーののどかな田舎道を抜け、まっすぐな広い幹線道路をひた走ります。

ロッブリー市内に入ると、車の数がいきなり増えます。
すごく大きな街だなぁと思います。

朝の予定だとロッブリーに着くのは15時くらいかな、と予想していましたが、13時半には着いちゃいましたね。
バイクの距離計を見ると、トータルで340キロ走った模様です。
よく走りましたね。

これからバンコクに帰ります。
予定では鉄道ですが、ロットゥーでビクトリーモニュメント行きがあればそれで帰りたいと思います。
子猿のうちはビクトリーモニュメントの近くですからね。

ロットゥー乗り場に行って聞くも、やはり北バスターミナル(モーチット)行きしかないと言われ、この案は断念。
ロットゥー乗り場がビクトリーモニュメントにあった時代はほんとに便利で楽だったのに、撤廃されてめちゃくちゃ不便になりましたね。
わざわざ不便になることをわざわざタイのお上がやっているときは、たいてい利権が絡んで誰かが私腹を肥やしていると思って間違いありません(断言)。

ロッブリー駅に行き、バンコク行きのチケットを購入。 1人50B。
あれ? 行きは28Bだったんですが、列車の等級が違うのかな?
1時間後の14時30分発です。

バイクをゲストハウスに返却。
2時間ぐらい延長していましたが、何もおとがめなしです。
バイクもノーチェック。

店員さんが「どこに行ってきたの?」と聞いてきて、子猿が「カオジーンレイやお寺うきゃ」と無難に答えております。
2泊3日で340キロ、まさかアントンやシンブリーまで行ってきたとは思わないでしょうw

まだ時間もあるので昼食にいたしましょうか。
お腹空いた!


続く。




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posted by たーれっく at 11:39 | Comment(4) | バンコク近郊
この記事へのコメント
「さっぱりわかんなかったうきゃ!」……さすがは子猿ちゃんです。
なんとも潔いお言葉。惚れ惚れしますね。通訳を期待していた先生は
残念でした。にしても、このミイラ、要するに赤ちゃんか胎児のミイラ
ということなのでしょうか? 骨格のある人間が木になるとは思えません
が、タイではそんなミラクルも起きてしまうのかな。うきゃ。
Posted by masami at 2018年07月24日 13:34
岩井志麻子さんは今や日本で、バラエティ番組の下ネタイジリで面白おかしいおばさんのイメージですが真面目な小説を書く人なんですね。なんかの番組でタイに造詣が深かったエピソードあったような。

場所は分かりにくいですよね!基本お寺で観光客向けにしてないからかな?ミイラは本物?凄く小さいですね。
Posted by 大阪のヤス at 2018年07月25日 08:27
masamiさん

>「さっぱりわかんなかったうきゃ!」……さすがは子猿ちゃんです。
なんとも潔いお言葉。惚れ惚れしますね。通訳を期待していた先生は
残念でした。

さすがに現場にいるご住職のお言葉ですから、すごい情報だったのかもしれません。
残念〜。

>にしても、このミイラ、要するに赤ちゃんか胎児のミイラ
ということなのでしょうか? 骨格のある人間が木になるとは思えません
が、タイではそんなミラクルも起きてしまうのかな。うきゃ。

たぶんどこからか胎児の遺体をミイラにしたのを持ってきているんでしょうかね。
真相は謎ですが、オカルトネタが大好きなので、想像が膨らみます。
Posted by たーれっく at 2018年07月28日 08:41
尾坂のヤスさん

>岩井志麻子さんは今や日本で、バラエティ番組の下ネタイジリで面白おかしいおばさんのイメージですが真面目な小説を書く人なんですね。なんかの番組でタイに造詣が深かったエピソードあったような。

西原さんの影響もあって下ネタ芸人の印象ですね(あ、テレビで素で下ネタ言ってたか・・・w)
あのテレビの言動は小説家としてはマイナスイメージなような?

>場所は分かりにくいですよね!基本お寺で観光客向けにしてないからかな?ミイラは本物?凄く小さいですね。.

このミイラを大々的にアピールしている感じはしませんね。
知る人ぞ知るといった感じです。
そこもまたうさん臭くなくていいんですが。
Posted by たーれっく at 2018年07月28日 08:44
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