ホアヒン。プラヤーナコン洞窟に向かいます。
その前にあと一ヵ所、ラーチャパック公園というところに寄っていきます。
ラーチャパック公園(タイ語ではウタヤーン・ラーチャパック)には、タイ歴代7人の名君・英傑の青銅像があります。
つい3年ほど前にできたばかりの広場ですね。
ホアヒンの郊外にあって、この像は(海辺ではないんですが)ホアヒンの海のほうを望んでおります。
つまり、みな東を向いていて、午前中に行かないと逆光になってしまいます。
公園に着くと、なんとまだ門があいていない!
8時から開門のようです。
このとき7時55分だったので、5分ほど待って中に入ります。
入場無料。
王室管理物件のようですね。
金持ってるなぁ、王室!

おー、だだっ広い広場の奥の方に7つのかなりかっこいい像が並んでいますね〜。
ちょっと興奮してきた!

こちらが順路のようです。

入口にこの7名のプロフィールが書かれた看板がありますが、オールタイ語でありますw
外国人無視っぷりがすがすがしい!
タイ人ならだれでも知っている有名人ばかりです。

さあ、それじゃあ左端から一人づつじっくり見て行きましょう!

まずは、ラムカムヘーン王。
13世紀半ば、スコータイ王朝3代目の王様ですね。
スコータイ王朝絶頂期の王で、タイ文字を造ったとされています。
もっと簡単なの造ってよ!

お隣りが、ナレースワン王。
アユタヤ王朝の21代目王で1590年に即位。
当時タイはビルマの属国でしたが、挙兵して独立させた救国の人。
ムエタイの創始者。
そして、ナレースワン王と言えば鶏ですね。
戦況占いの闘鶏で彼の鶏が勝ったことから、鶏と言えばナレースワン、勝利の縁起物と言えば鶏となりました。
軍人カットな髪型がトレードマーク。

そのお隣りは、ナーラーイ王。
なかなかマイナーですね〜。
アユタヤ王朝の王で、アユタヤ王朝黄金期を造った方。
在位は1656年〜88.
特にヨーロッパとの交易を盛んにし、タイ発展に努めたそうです。

そして、タークシン王。
400年以上続いたアユタヤ王朝もビルマ侵攻により陥落しますが、兵を起こし再び奪取された方。
1767年にトンブリー王朝をひらきます。
トンブリー王朝はわずか1代、15年で終わっちゃいますけどね。
円錐のとんがり帽がトレードマーク。

そして、現チャクリー王朝初代王ラマ1世ですね。
1782年即位。
今のバンコクを造った方。

ラマ4世。
1851年即位。
厳格な上座部仏教を究めるタンマユット派の創始者。

そして最後はラマ5世。
1868年即位。
奴隷制廃止はじめ政治の諸改革に励み、タイ近代化に尽力した名君。
ラマ5世とラムカムヘン王とナレースワン王はタイ三大王と言われます。

ふはー、15メートルもあるので近くで観るとさすがに大迫力ですな!
そして、フォルムがどれもかっこいい!

しかし、その周辺部分はコンクリートがひび割れていたり鉄骨がむき出しになっていたりと、造りがちょっと雑ですな。
そう思いながら歩いていますと、大きな声の園内放送がかかり、何か言っております。
ぼーっと聞き流していますと、子猿が向こうからすごい勢いで走ってきます。
おー、子猿が走るなんて珍しい!
いつもはだらだら歩いているのに!、なんて思っていますと
たーれっく!
そこは立ち入り禁止だそううきゃ!
早くそこを出るうきゃ!
と叫んでいます。
ありゃ、そうでしたか!
急いでその場を離れます。

あ、ほんとだ、気が付かなかったけど簡易な柵がありますな。
端っこから見て行ったから気が付かなかった!

さーせんでした!
そのかわり、功績を紹介したから許してね!
というわけで、次は本当にプラヤーナコン洞窟に向かいます。
続く。
ラーチャパック公園の地図。
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ところだったじゃないですか。子猿ちゃんがいなかったら、やばかった。
にしても、立派な王様ばかりで銅像も威厳に満ちています。さすがです。
将来はここに、かの有名なX様も並ぶことになるのでしょうか。うきゃ。
王室の管理だけあってしっかりとしたものが作られて
いるようですね。
ナレスワン王については、映画「キング・ナレスワン」で
詳しく知りました。この映画に出ていたソラポン・チャートリー氏
ですが、毎年秋に成田のワット・パクナムで行われる
行事に参加していましたが、ここ数年姿を見かけなくなしました
昨日も不在でしたので、健康状態が気になるところです
危ない所でした あやうく国家反逆罪で死刑になる所でしたねw
あらら…やっちゃいましたね〜タイでは立入禁止を中途半端に書いてるところが多いですよね。私は日本でお寺で撮影禁止が無かったのて仏像の写真を撮ってましたら、柵のセンサーに引っかかり警報が鳴り響き慌てた事があります。それ以来どこに行く時も注意してますが、いずれ私もタイでやらかすかも!
帰国してきて仕事ばかりしてます。早くもタイが恋しくなりました。やっぱりヨートさんの生肉食べておけば良かったかなー!次必ず行こう!
>ありゃりゃ。先生、危なかったですね。もう少しで、タイーホされちゃう
ところだったじゃないですか。子猿ちゃんがいなかったら、やばかった。
やはりタイーホですかね? 不敬罪??
>にしても、立派な王様ばかりで銅像も威厳に満ちています。さすがです。
将来はここに、かの有名なX様も並ぶことになるのでしょうか。うきゃ。
×様は別の意味でタイの歴史に名前を残されるんじゃないでしょうか?
プミポン国王はどうなるんでしょうね?
>7名君の像が立つ様子は圧巻ですね
王室の管理だけあってしっかりとしたものが作られて
いるようですね。
このクオリティはかなり名のある芸術家の作品でしょうね。
ここで造ったんでしょうか? 持ってきたんでしょうか?
>ナレスワン王については、映画「キング・ナレスワン」で
詳しく知りました。この映画に出ていたソラポン・チャートリー氏
ですが、毎年秋に成田のワット・パクナムで行われる
行事に参加していましたが、ここ数年姿を見かけなくなしました
昨日も不在でしたので、健康状態が気になるところです
かなりの大作で映画がありましたよね。
さすがに観ていないですが、今となってはDVDも入手できないかな〜。
>>たーれっく!そこは立ち入り禁止だそううきゃ!早くそこを出るうきゃ!
危ない所でした あやうく国家反逆罪で死刑になる所でしたねw
死刑!?
子猿に命を救われた??w
>いつも楽しく読ませていただいてます!
あらら…やっちゃいましたね〜タイでは立入禁止を中途半端に書いてるところが多いですよね。
立ち入り禁止、撮影禁止がちょっとわかりづらいですよね。
たまにかなり高圧的に怒られることがあります。
あいつら、偉そうなんですよ。
>私は日本でお寺で撮影禁止が無かったのて仏像の写真を撮ってましたら、柵のセンサーに引っかかり警報が鳴り響き慌てた事があります。それ以来どこに行く時も注意してますが、いずれ私もタイでやらかすかも!.
さすが日本、センサーがなるとは・・・!
タイは仏像に悪さする人はまずいないでしょうけど、日本の場合お隣の国の人とか平気で仏像に危害を加えるので必要ですね。
というか、日本は撮影禁止の仏像が多すぎて、それがかなりげんなりであります。
>ここまで細かく紹介した日本人は先生が初めてではないでしょうか?さすが王室御用達保養地ですねー!柵の中だって、入っちゃダメだったんですねー!
いやいや、さすがに僕より詳しいブログはいっぱいあるかと思われます。
ただ、タイの歴史って文字ができた13世紀以降しか記録がないので、勉強するのも楽ちんでいいですよね。
日本は歴史が長いうえ複雑なので勉強が大変です。
>帰国してきて仕事ばかりしてます。早くもタイが恋しくなりました。やっぱりヨートさんの生肉食べておけば良かったかなー!次必ず行こう!.
行きましょう!
でも、前回は子猿はずっと僕に話しかけてくるし、ヤスさんもKMHさんとビジネス話に夢中で、奥さん一人ぼっちで寂しそうでしたよ! ケアしてあげてください〜。